メンタルブロックを外すって、良いことばかりじゃない

メンタルブロックって常に悪いもので、そもそも人間にとって不要なものっていうイメージがないでしょうか?

メンタルブロックというものは定義上は

「行動を起こそうとするときに思い浮かぶ否定的な固定観念」

ということなのですが、これってごく常識的に考えると、まったく無用なものもあり得ますけど、絶対必要な場合もありますよね?

メンタルブロックは常に悪いのではない

だから、なんでも外せばいいってもんじゃないですよね?

もっと日常的な言葉に置き換えたとすると、たとえば

「間違った固定観念、偏見」
「間違った過去の解釈」
「行動を妨害する性格的な欠点、短所」

……といったものは、行動のじゃまになるなら排除したいって思うのは当然だと思います。

しかし、たとえば

「ふつうに必要な判断力」
「危険や損失を察知する予測能力」
「通常の社会的な適応能力」
「良心」

といっものだったとすれば、それを私は外したくはありません。
つまり、行動とメンタルブロックが対立するとき、客観的に見ればメンタルブロックを外したほうが良い場合もありますけど、メンタルブロックに従って行動を修正したほうが良いという場合も当然あるのではないかと……思うわけです。

そして、メンタルブロックがあるということは、ふつうは、人間はほとんどの場合「メンタルブロックに従って行動を修正している」ということになります。

メンタルブロックって呼ぶから全部必要のないもの、余計なものという感じを持ちますが、実際は必ずしもそういう訳ではないと思うのです。

とは言え、たとえば実際にカウンセリングを受けている場合や、たとえばメンタルブロックを外すためのセミナーなどに参加しているとして、その最中に、

「いや、このブロックはやっぱり必要だと思うから、外さないでください

と言えるでしょうか?

おそらく、はっきりと理解して判断する機会が与えられるわけでもないし、もし自分がそう感じたとしても、そこではっきり自分の考えを述べるのはおそらく相当勇気がいるでしょう。

あなたを診てくれてるカウンセリングの先生や、いっしょに参加している人たちの意向に反した発言をするのは、私には相当な勇気がいるように感じます。

だって、メンタルブロックがあるので。