「本当にしたいことができない人」の3つの大きな誤解

「本当にしたいこと」

という言い方がありますが、本当にしたいことというのは、実は限りなく

「今やりたいこと」

と同じ意味です。

ただここで、これが順当に成り立たない場合が3つ考えられます。

1 大げさに考えている場合

まずひとつめ。それは、

「やりたいこと」

と言うと、すぐに大きな夢や、困難な目標を作らないといけないんだと思ってしまう場合があるということです。

たとえば、夢と呼べるような大きなこと、達成の難しいこと、多くの努力を要すること、他人が聞いても納得できるようなこと……やりたいこと、って言うのは必ずそういうことでなければならないと決め付けていませんか?

そんなわけないじゃないですか!

やりたいことの価値とか重要性とか、影響の大きさとか、期間とか……関係ないです。唯一の条件は、

「現に今、やりたい」

ということだけです。

極端な例を言うと、たとえば

「今は別に何にもしたくない……家でゴロゴロしていたい」

と思っているなら、すぐにその夢を叶えてしまえばいいだけです。

世の中には、ロクに休みも取れず毎日あくせく働き続けている人も大勢いるんですよ?

家でヒマを持て余してごろごろすることを真面目に夢見ている人っていっぱいいるんですよ?

それを、あなたが自分で勝手に

「くだらない願望だ」

とか決め付けているだけじゃないですか!

むしろ、くだらないと感じようが、かんたんすぎて意識するまでもないようなことだろうが、今やりたいと思っているというのは、少なくとも今の自分が本当にやりたいことには違いないです。

これは確実です。絶対です。

それは少なくとも嘘ではないし、何かに強いられて出てきた考えでもない。

「あなたが本当にしたいこと」

で間違いありません。

万が一その結果について後悔することがあるとしても、しかしたとえば過去を振り返って無理に探し出してきた「本当にやりたいことらしきもの」と比較すれば、今現に思っているというだけで、少なくともそれがあなたの本心である確率は極めて高いです。

2 今はできないと思い込んでいる場合

もう一つは、今やりたいことが本当はあるんだけど、何らかの理由で今はすることができないと決め付けている場合です。

それって本当に、どうやってもできないの?

全部じゃなくても、その一部だけでも無理なの?

完全に環境が整わなければ何もできないの?

それはほとんどの場合自分の思い込み、決め付け、あるいは言いわけだったり責任転嫁だったりします。

たいていの場合、自分が

「できない」

と判断していることというのは、本当のところは

「それは今やらない」

と自分で決めているだけです。

言葉として使うとき、

「できない」と「やらない」

この2つは、実質ほとんど同じ意味です。

そして、たいてい……本当は、本人もそのことに気付いています。

できない、と言うのは

「本当にやろうと思ってないからだ」

ということを。

確かに想像通りの理想的な形になるかどうかは分かりません。

「自信がないから」
「能力がないから」
「だれかに迷惑がかかるから」

もし自信がないなら……初めから結果など出ない形で単にすればいい。

もし能力が足りないなら……どうせたいしたことにはならないんだから別にいいじゃん。

周囲への影響や他人への迷惑を気にしているなら……なんの影響も出ないように工夫すればいいだけ。

人は多くの場合、先回りして上手くやりたいとか、何かの利益とかメリットとか、評価とか自己満足とか……そういうことを期待し始めると、何もできなくなります。

そして、それは「あなたが単に本当にしたいこと」をするのとは違います。むしろそれとはかけ離れた考えなんです。

しかし、もしあなたが

「じゃあとにかく、どんな形でもいいからやってみよう!」

と思ったなら、まったくどのようにも少しも何もできない、などという物事はほとんどあり得ません。

3 他のことを探してしまうクセ

「じゃあ、とにかくやってみよう!」

と考える代わりに、このように考えを巡らせる人もいます。

「ああ、もしかすると……やはりこれは自分が本当にやりたいことじゃないのかも」
「もっと本当にやりたいことを探そう」
「もっと考えれば、本当にやりたいことが分かるはずだ」

そう言って、過去に遡って自分の本心を探し続けるわけです。

このような思考回路で過去を振り返っても、おそらく見つかるのは本当にやりたかったことではありません。

そこで見つかるのは単に、まさに今と同じように

「その時にしたいと思ってたけど、やらなかったこと」

だけです。

つまり、あなたは過去において常に

「やりたいと思ったけど、それをしない」

という習慣を繰り返していただけなのです。

もちろん、過去やりたかったことを今からやってもいいですよ?

でもそれは、それが「あなたの本当にしたいこと」だって分かったから、ではありません

過去できなかったかどうかと関係なく、

「今それをやりたい」

と、今あなたが思ったからです

だから、今やればいいんです。

実は、

「今したいと思っていることを今すること」
「今やろうと思ったことを、今すぐできる自分になること」

それが、

「あなたが本当にしたかったこと」

……じゃないのですか?