問題解決と、目標達成を同時にしようとしないこと

たとえば、何か具体的な目標を達成したいとか、大きな成功を収めたいと考えているとします。

しかし、同じその人が、別の面ではなにか喫緊の悩みを抱えているとします。

……こういう状況って実はしばしばあり得ることです。

逆に言えば、今ある問題や悩みを一気に解決するために「成功したい」と考える人が少なくありません。

ですが基本的に私の方法論では、現状について抱いている問題を解決しようとする立場を取りません

なぜなら、現状の問題に目を向けている限り、あなたの思考や精神はその事柄に引き付けられているからです。

多くの人は、自分が今思っている問題や課題を何とかしようとして自己啓発的な本などの情報を探します。

もちろん、そのような考えに対応するようなタイトルを付ける本も多いですよね?

……そのほうが売れるし。

別にそれを批判したいわけではありません。私だって本を出版する側だったらそのようなタイトルを付けるかもしれません。だってそのほうが売れそうだから。

ただ、このような場合には気を付けたいことがあります。

たいていの場合、上のように2つの異なる目的を同時に満たそうとして自己啓発的なものをやり始めると、どちらも進みません。

結果、

「自己啓発本なんか役に立たない」
「成功法則なんて嘘だ!」

ってことになるわけです。

ですから、たとえば

「今抱えている具体的な問題を解決しよう」

というなら、その個別の事柄に直接関連するものだけを絞って探したほうが有効です。

逆に、

「早く成功したい」

といった希望を優先するなら、今抱えている問題のことは、はっきり言って、放っておいたほうがいいです。

主観としては、もちろん

「今抱えている問題」

と、

「将来的な成功とか、自己実現」

というのは、密接に関連しているように感じるでしょう。

あるいは、それは結局は裏表の関係であって、実質同じことだと感じているかもしれません。

しかし、実際には、その対応方法というか、それに関して必要なノウハウというのがぜんぜん違うことになる可能性が高いです。すると、まさに「二兎追うもの」になってしまい、成果が上がりにくくなります。

手当たり次第にいろんな情報を取り始めると逆効果になる場合があります。