願望整理法を使って実行力を高める

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自分の本心を知る方法

で願望整理法をご紹介しました。ただし、いくら「願望整理法」と呼んでいるとはいえ、私だって、願望が実現するほうが良いに決まってますよ。

これは一応言っておきます(笑)

実は、この方法は実際に自分がしたいことを実行することとセットになっており、現実には自分の願望を整理するという行為は、自分の実行力を高めるという行為と同時進行で行って初めて効果があります

願望整理、実行上の注意

念のために断っておきますが、私はそもそも一般的に言われているような

「目標」→「行動」→「結果」

という思考パターン自体をあまり信用していません。これがうまく当てはまる条件というのは限られていると考えています。

なので、常に前提的にこの図式に基づいて考えることは推奨していません。

そもそも通常の成功法則とか目標達成法といった考え方に沿うなら、私が今言っていることはあまり参考にならないかもしれません。

詳しくは私の本見てくださいね。

【成功法則はなぜ「あなた」を成功させてくれないのか】

願望を分類しないこと

「やりたいこと」

に関して、たとえば仕事、趣味、余暇……といった分類をする必要はありません。

っていうか、しないでください。

また、いつでも更新して構いません。

っていうか、できればひんぱんに更新してください。

願望整理は、繰り返し行ってください

その際、すでに実現したもの、あるいは、その時点でやりたいと思わなくなった項目は消してください。

自分が挙げた項目の中で、次に見たとき

「やっぱり、やりたくない」

と思ったならリストから消しても構いません。

自分で、この願望は今見ると不要だと感じたなら躊躇なく捨ててください。

大丈夫です。

本当にやりたいことだったら、一度捨てても、もっといい形でまた出てきますから。

逆に、新たにその時点でやりたいことを思い付いたら付け加えてください。

ただし、無理に新しい願望をひねり出して追加する必要もありません。

これはひとつのコツですが、この願望整理法を行うときには、回数が大切です。

しかし、一回一回にあまり時間をかけ過ぎないことです。

時間をかけてじっくり考えようとすればするほど、無関係な思いや感情が湧き起こってきてしまいます。

その瞬間瞬間に思い浮かんだやりたいことを、常に

「すぐできる順」

に並べ直すだけです。

それ以外のあれやこれや、考え過ぎないことです。

そんな気苦労している時間があるなら、一番すぐできる行為を1個実行したほうがいいです。

願望を評価しないこと

やりたいことについて、その優先順位とか、重要性とか、価値とか、それは本当に自分が実現したい願望かどうか……といったことで順序を入れ替えないでください

新しいものを付け足したり、却下するのはアリですが、

「すぐできる順」

意外の別の基準で特定の願望を後ろのほうに回したりするのはナシです。

やりたいことが高尚なことか、それとも卑近なこと、下劣なことかというような評価をしたくなる気持ちも分かりますが、結局のところ、それは単なる主観です。

物事の貴賤は後からどうにでも理論付けできます

むしろ、その自己評価こそあなたが今までやりたいことができなかった理由です。

そして、やりたいことが自分でも決められなくなっている最大の理由なのです。

願望を選択しないこと

ここでは自分にとっての重要性とか価値基準といったものはあえて考慮せず、単に

「すぐできる順」

という単一の基準だけで序列を付けるのです。

そして実際にその順番に実行していく必要もありません。

その日、その時に「できる」と思ったことを実行すればいいです。

そもそも

「やりたいことというのは、選択するものではありません」

実際にできることから次々に全部やればいいのです。

さっさとできることはやって、それはもう実現済みなのでリストから消してしまうのです。

これは非常に大事なことです。

どんな形でもいいから一度実行してしまうことです

結果が自分の思う通りでなかったとしてもたいして問題ありません。

すると、たとえば、またそれと似たような行為をまた追加することになるかもしれませんが、それはそれで良いのです。

逆に、できることをいつまでも温存しようとしてはいけません。

「最も価値のあることに集中するべきだ」
「優先順位の高いものから着手しよう」

といった考えも、日常生活の中では個別に考慮する場面もあり得ますが、願望を整理するときにそれを前提にするとむしろ、すぐできることなのにずっとやらないまま留め置かれる願望のほうが増えていきます。

これだと本末転倒です。

あと、どうしても大きな夢みたいな行為はずっと残ることになりやすいです。

当たり前ですけど。

最初の段階では、それはそれでも良いです。

「こんな夢みたいなこと、実現するわけない」

……などと言って消す必要はありません。

そうじゃなくて、ある程度慣れてきたら、その夢みたいな行為に少しでもつながるような、もう少し

「すぐできそうな行為」

がないか……と考えてください。

ただし、この表はあくまでも願望整理法なので、その自分が思い付いた「すぐできそうな行為」というのも、同時に「自分がやりたいと思うような行為」でなければなりません。

これをやれば、いつかは実現につながる気がするけど……でもぜんぜんやりたくない!

……その場合は気にせず捨ててください。

あえて言っておくと、人生はそんなに長くありませんから。

どちらかというと

「やれば有効かもしれないけど今やりたくないこと」

よりも、

「単純に今やりたいと思ってること」

が残っているのなら、そちらをどんどん実行していくことのほうが優先です。基本的に。

もし、どんどんできる音を片付けていった結果、やることが片付き過ぎてよほどヒマにでもなったら……たぶんその時は、やりたいこと自体が相当変わっています。

だから、先回りしてあれこれ考えるのはたいてい、後で考えるとあまり意味がなかったということになるのです。

どうせ全部やるんでしょ?

一番大事なことなので、もう一度言います。

「やりたいことというのは、選択するものではありません」

たとえるなら、願望実現とは、お弁当を食べることに少し似ています。

お昼休みに、お弁当を目の前に置いて、

「さて、何から食べ始めようかな~」

とか考えるのは勝手ですが。

どの順番で食べるにしても、結局全部食べるんですよね?

もちろん、嫌いなものなら残してもいいんですけどね……。

「どの順番で食べるのが一番おいしいだろうか?」
「どのおかずが最も栄養価が高いか?」

……とずーっと考えているうちに、食事の時間終わっちゃいますよ?

いいから早く食べろと。

多くの人は、まだ何もやらないうちから

「自分が一番やりたいことは何だろう?」
「これをやったら、自分にどういう影響や効果があるだろう?」

というふうに考えるクセがあります。

これは、前にも書きましたが、多くの人が前提的に「断ち切ってゆく考え方」に慣れ過ぎているからです。

そんなの関係ないです。

別に、

「自分が20番目にやりたいこと」

を先にやって、何がいけないんですか?

自分にとって一番大切なことが決定されないとやる気が起きない。あるいは、そうでないと効率が悪くなる……とか、変に考え続けて行動できないというのは、単なる思考のクセです

そうです。実はこれは単なる思考のクセです。

そうしていると、

「やりたいけどまだやってない」

という項目がどんどん増えていきます。

すると自分がやりたいことすら分からなくなるのです。