成功する人に共通する(標準的な)考え方

成功しよう、自己実現しようと思い立ったときに私たちがすぐに思い付く方法は、

  • 目標を立て
  • 具体的な計画を立て
  • その通りに行動する

という方法です。

そして、特に成功する人の共通点として挙げられるのは、このどの段階においても

「自分の決断を信じて、結果が出るまでブレずにやりぬく」

という点です。

実際に成功する人は、時間の差はあれ、結果を目指して結果が出るまで行動したから結果が出た、というのは間違いないことでしょう。

もちろん、理屈としても文句のつけようがない(むしろ、当たり前)です。

「断ち切ってゆく」考え方

一般的な成功法則というのも、細かい手法や表現の違いはありますが、最もベースとなる流れはやはり

「目標」→「行動」→「結果」

という流れを想定して説明されるのが標準的です。

そして、この時、ふつうは

「できるだけ明確に具体的に、目標を絞る」

ほうが良い、とされています。

また実行段階での方法論についても、あれこれ手を出さずに、これと決めた方法を信じて集中するのが一番の近道であるというように言われることが多いです。

もちろん、さらに具体的な戦術や、計画、あるいはだれに教えを乞うか、どんなノウハウを用いるか……という段階でもごく慎重に、最良のものを選ぶことに多くの意識と力を向けようとするでしょう。これは他人から言われるまでもなく、多くの人が自然にそのようにします。

それはごく自然なことです。これはあえて名付ければ

「断ち切っていく考え方」

と呼ぶことができます。

要するに、成功する人の考え方を最も端的に表すならば、この「断ち切ってゆく考え方」に秀でているかどうか、という点に集約されると言えます。

決断とは、決めて断つこと

決断とは、意志をはっきりと決定することを指しますが、「断」という字が使われていることから、しばしば「他の選択肢を断つ」という点が強調されることがあります。

そして

「決断がなければ行動はない」
「行動がなければ成功はない」

……と言います。

これは、理屈としては非常に分かりやすいですよね?

断ち切ってゆく考え方は、言ってみれば人間にとってごく本能的な、ある意味で非常に合理的な考え方です。

人はだれしも、

「なるべく効率よく進めよう」
「できるだけ短い期間で終わらせよう」
「できれば、より楽でかんたんで、確実な方法を取りたい」

と考えます。それは願望としてもそうですし、そのほうが正しいとも感じているからです。

私たちは「断ち切ってゆく考え方」に慣れている

そして、この考え方はある意味で本当に真実であると言えます。

確かに、この考え方に沿ってどんどん適応し、行動していった人のほうが評価も上がり、共感も得やすく、いろいろなことに挑戦する機会も多く得ることができます。

なぜなら、はっきり言ってしまえば、まず私たちの住む社会の制度や仕組みそのものがこの考え方を前提としているからです。

私たちはふつう学校にいる時代、そして会社で仕事をするときもそうですが、常にこのような考え方をするように指示されたり、指導されることが圧倒的に多いです。

たとえば

「遊んでないで勉強しなさい」
「集中しなさい」
「もっと効率的に進めなさい」
「ムダを省きなさい」

……大部分のことは常にそう指示、注意されます。

これと反対のことを言われることは稀にしかありません。

また、学校や企業などで与えられる業務や課題というのは、ほとんどの場合

「少し努力すれば、それほど無理ではないレベル」

に調整あるいは分解されています。

そのような場において、ひとりの人間に対して凡人では到底成し遂げられないような非常に難易度の高い課題が丸ごと与えられるようなことはまずありません。

しばしば、仕事の場では「正・早・安・楽」とか言われます。

つまり、想定される結果があらかじめはっきりしている場合には、それを「正しく」「早く」「安く」「楽に」するにはどうすればいいかを問うことが有効だという考え方です。

私たちが日常取り組む問題や課題の多くは、

最初に

「これをやれ。こうしろ」

という、きわめてはっきりした目標や課題の設定があり

「これはみんなやっている。やればできる」

という基準やレベルが設定されていて

「このようにやれ。このルールでしろ」

と、その条件や方法論も明らかに提示された上で与えられるものです。

これは一種の行動様式、思考形式とも言えるのですが、私たちはそれを特に意識することもなく受け入れています。

なぜなら実際ほとんどの場合そうだからです。

そして、私たちはそれに対応する場合には通常

「断ち切ってゆく考え方」

が有効だということを自然に覚えているのです。

標準的な「成功者の資質」

ですから、この前提に立って考える場合、実は

「成功する人の特徴」
「成功者に共通する資質」
「成功する人の考え方」

……というのは、つまりは

「断ち切ってゆく考え方」に対する、適応レベルが高い

ということだと結論付けることができます。

具体的にはいろいろな手法やノウハウが紹介されることになるとしても、この前提に立つ限りそれらは常に

  • 目標設定
  • 計画の仕方
  • 行動様式
  • 習慣付け
  • 成果の計測
  • 継続

といった、結果をもたらす各要素の中で、それぞれをいかに早く効率よく、集中的にそれを行うか……ということを論じていることになります。

そして、その中心的な考え方の土台は

「断ち切ってゆく考え方に順応、適応する」

ということです。

多くの成功法とか実践的なノウハウは、たいていこの適応度が高ければ高いほど、成功する確率は上がるという考えに基いているのです。

つまり、ある意味で私たちは、成功を目指すにしろ、実社会で生きていくにしろ、常に断ち切ってゆく考え方に自分自身をいかに適応させるかという競争を行っているわけです。