人間関係について、私が失敗したと思ったこと

私は就職してから長い間、かなり組織に依存して他人と関わってきました。

また考えてみると、それ以前においてもたとえば学校というような「場」において、あるいは「地域」というような集団のおかげで人間関係を形作ってきた(というより、ある意味勝手に人間関係の恩恵を享受してきた)のだということに気が付いていなかったのだと思います。

人付き合いに対する苦手意識

そして、過去これほど多くの人と会ってきたにもかかわらず……ふと見渡してみて今

「私の周りには頼りになる協力者がいない」

という現実に直面して、途方に暮れてしまったわけです。

人間関係の悩み

私は人間関係について一から考え直さざるを得ませんでした。

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「すり替え」からの離脱

実際に独立して何もかもを自分の力で行わなければならないという現実に直面するまで、私は他者の協力を得るということがこんなに難しいなどと意識したことも想像したこともありませんでした。

それどころか組織にいた頃には

「自分はそこそこ人を動かす力がある」

とさえ思っていました。

しかし私がそれまで追及してきた方法論は、結局のところ前提として組織があり指令系統がある中での方法論に過ぎなかったと思います

私がいつも強い関心を持ってきたことは

「部下をどうやってうまく動かすか」
「どうやって社員を指導し育成するか」
「いかに他人のモチベーションを向上し、維持するか」

というように……いつも組織を背景とした人材管理とか人心掌握術みたいなものばかりでした。

それはその範囲内においては間違いとも言えないのですが、一方で、組織という前提を離れてしまえばそのような方法論はまったく的外れで役に立たないことを実感したのです。

私は、大きな勘違いしていたのです。

そもそも前提が違うのだと痛感

振り返ってみると私は、組織の中で実力をつければ、協力してくれる人も増え、自分の望みを実現する実力も備わってゆくのではないか……と期待していたのです。

ですが、組織に依存した力をいくら追求しても効果的でも理想的でもないという自明のことに今まで気がつかなかったのは、私の人生の中でもかなり大きな失敗だったと認めざるを得ません。

根本的に違うです。

……そこで、あらためて

「どうすれば他人の力を借りたり、互いに協力し合ったりできるのか」

ということをゼロベースで考え直してみようと。

あるいは、もう少し一般的な言い方をするなら

「どうしたら人脈とか、コネというものが得られるのか?」

という設定にしてもいい。

とにかく、それで最初に思い浮かんできたのは、前に書いた通りで

「友達」

とか

「親しみ」

といったもの。

友達だったら協力してくれるのか

……私は自分の発想がごく短絡的であることに自分で驚きました。

それだけでなく、そういったテーマはそもそも私にとって最も苦手なものであったことを思い出しました。今さらのように人間関係についての苦手意識を長い間放置してきたことを悔やまずにはいられませんでした。

そして今、結局実際には組織に属していようと、組織を離れていようと……そもそも

「それぞれの相手と直接的な、本来的な協力関係を築くことを中心に思考し行動しなければ」

道は開けないのではないかと強く感じるようになりました。

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