
「それは在る」を読んで思ったこと
1 この世界が「在る」ということがすなわち神なのである 世界は「ワンネス」であって、二元論的な区別はどれも思考が生み出している幻想である。 たとえば「正しい」という観念それ自体がたゆまぬ変化の一時的状態にすぎないから、どちらが正しいかと問うこと自体が無意味なのである。 善と悪、自己と他者……といったすべてがこの理屈で説明できる。絶対有は絶対無と同じこと。つまり「在る」という存在そのものが神である。 すべてが「私」である。もしくはすべてが「私の一部」を...(続きを読む)