成功とは周りの多くの人たちに支えられて初めて得られるものでしょう。またアドラーは「人の悩みのすべては対人関係の悩みである」と言いました。もちろん人間関係とは、個別の現象だけ見てもきわめて複雑な問題です。……そもそも「成功が先か? 人間関係が先か?」「自分を優先すべきか? 他人への配慮や思いやりを優先すべきか?」と根本から迷うことも少なくありません。

嫌いな人に対する14の対処法
おそらく 「嫌いな人」 の話をする時に多くの人は学校や職場で毎日顔を合わせなければならない特定の相手を思い浮かべると思います。 その嫌いな人というのはクラスメイトだったり、仕事ならばたいてい職場の直属の上司だったり、取引先の担当者や顧客であったりするので、前提として 「嫌でも何とかして良い人間関係を構築しなければならないが、どう対処するのが最善か?」 という発想になることが多いのではないでしょうか? だれでも、単に嫌いだと思うから無視する...(続きを読む)

【ディスる人の心理】あの人はなぜ他人をディスるのか?
私は、他人を「ディスる」人は、なぜディスるのか? その理由を考えたときに、それはまず大きく2つに分けられると思います。 それは、少なくとも本人の意識の上では ① 相手のため だと思ってディスっている場合(……言われた方にしてみれば余計なお世話だとしても)です。 それともう一つは、 ② 専ら自分自身のために 他人をディスるという行為を習慣にしている場合です。 「ディスる」とは? 「ディスる」という言葉は一般に 「けなす...(続きを読む)

コミュニケーション能力を鍛える特別な方法
コミュニケーション能力を鍛える特別な方法 「コミュニケーションが苦手」「私はコミュニケーションが下手だ」 と思っている人は多くいます。 学生時代なら 「性格だからしょうがない」 とか 「人間関係なんて別にどうでもいい」 とか言っていられますが、そんな人でも就職する頃になれば嫌でも考えざるを得なくなりますよね? どんな仕事でも、どの職場に行っても 「コミュニケーションが大切」 と言われるに決まっているからです。 ...(続きを読む)

指導を受ける側に立った人の心構え
これは何も新人さんとか若い人だけに当てはまることではありません。 仮に、ふだん他人に指示、命令したり、他人を指導するような職業に就いているような人でさえ……自分がひとたび指導を受ける側に立つと、自明のようなことでも忘れてしまうのです。 意地やプライドがじゃまをして分かっているのにどうしても実践できない、という場合もあります。 指導を受ける側に立った人の心構え ① 指導する側の気持ちを察する 指導を受けるのがうまい人というのがいます。 ...(続きを読む)

「背中を追うべき人」を探し出す
自分にとっての 「背中を追うべき人」 を見つけることは重要です。 もしあなたが何らかの目標を達成することや、成功願望を満たそうと思うなら、 「とりあえず今、だれの背中を追うべきか?」 ということを考えることは非常に重要だと私は思います。 フロンティア(先駆者) 私は、 「自分が行くべき道を、すでに先に走っている人」 ……のことを自分にとっての 「フロンティア」 と呼ぶことにしています。 フロンティ...(続きを読む)

交友関係を広げることは成功に寄与するか?
一般に、多くの人は交友関係が幅広く多いほうが社会的成功を収めやすいと思っています。 必要な助力を得られる可能性が広がるし、知識や情報も増え、幸福感や生活の張りみたいなものにもつながるし、モチベーションも維持しやすいと考えるでしょう。 また、イメージとして社交的で人付き合いに関してポジティブなタイプの人のほうが、そもそも成功しやすい資質を持っているという見方もありますよね? しかし、実は必ずしもそのように言い切れない面もあります。 この記事ではあえて逆...(続きを読む)

成功するためには「分身の術」が必要な時がある
「PNW」上の決定的協力者、3番目は 「ダブル」 と名付けました。この人は、何かを頼んだ時に 「あなたがするのとまったく同じようにやってくれる」 と期待できる人のことです。 いわゆる、分身の術という感じですね。 そう言えば、昔あった藤子・F・不二雄原作の人気アニメ、パーマンに登場する 「コピーロボット」 ご存知の方も多いと思います。 あのコピーロボットのように……重要な場面で一時的にでもいいから、あなたの代わりを...(続きを読む)

大きな成果を出すつもりなら「相補性」を意識する
決定的協力者としてもう一つ挙げられるのは 「リバース(Reverse)」 です。 リバースというのは単純に言えば 「反対」「裏」 という意味です。呼び方はともあれ、必要な協力者という観点で言えば 「あなた自身が苦手、不得意な面を補完してくれる存在」 ということですから、その必要性自体はおそらくイメージしやすいのではないかと思います。 相互に補完できる相手として まずごく単純に言っても、あなた自身がどうしてもできないと思わ...(続きを読む)

子供に「将来の夢」を聞くときの注意点
親としては、我が子に 「将来の夢」 を早く持たせたいと願うのは自然な感情だと思います。 私も今中学生の息子がいます。 大人から見ると、できるだけ早く将来の夢とかなりたい職業などを決めて、それに役に立つような知識や経験を若いうちから積んでいったほうがいい、そのほうが圧倒的に有利だ……といった感覚がありますから 「早く将来の夢や目標を決めてほしい」 あるいは少なくとも 「将来のことを早く考え始めてほしい」 という思いがあります。 ...(続きを読む)

ビジネスライクな人間関係
私は仕事を通してある程度自分の思い通りに人を雇い入れ、訓練したり育てたり評価したり、あるときには解雇してきました。 本当を言えば……私だって決して心が痛まなかったわけではありません。 現場のごく若い社員から、自分より年上の社員まで……何人と出会い別れたでしょうか。 仕事を通じて出会う人たち 社会人になって以降、私が仕事を通して出会った方々の中で……現在に至るまで仕事上の付き合いをこえて今でも懇意にしている人を数えると、私の場合それは非常に限られた...(続きを読む)

人間関係とは、そもそも流動的なもの
人間関係というのは固定的なものではなく、常に変化していくものです。 それに伴って、私たちが想定するPNW上でも、特定の相手がどのグループに属するべきかが、ある時点で変更される可能性があります。 たとえば現時点でステークホルダーは直接的には利害優先的な関係に立っています。 一般的な認識だと、ステークホルダーというのはあくまで互いの利害に基いて関係するだけの存在……というような若干否定的なイメージが伴いますから、それに対する積極的な関係構築のメリットは少ないように感じられて...(続きを読む)