「本を読まない人は、読めない人と変わらない」

と「7つの習慣」の中でも言われていますが……そもそも本をまったく読まない人もいますが今回はそれは置いといて。

世の中には、いわゆる「成功本」つまり成功法や成功哲学の本を頑なに読もうとしない人がいます。

成功法則本を読むべき人々

もちろん、何事にもきっかけやタイミングというのがあります。ただ、少なくとも私が「成功本」を読んでみたほうがいいよ……と思うのは

① 成功したい、けど何していいか分からないという人
② 何かを目指して努力していたけど、やっぱり無理かもしんないと思い始めている人
③ 現状を変えたい、と思い続けたまま歳を重ねている人

たとえば、こういう一種の「行き詰まり?」ですよね。こういう壁にぶち当たっている人は、私はやっぱり

ナポレオンヒル「思考は現実化する」

などのいわゆる成功哲学、成功法則の本を勧めたくなるのです。

……と言うと、だいたい嫌がられる

何か相談された時などに、じゃあということで「思考は現実化する」という本を勧めると、私の経験上まあ8割以上の人が、あからさまに嫌だというふうに顔をしかめますね。

世界中で何千万部も売れているという割には……人気ないなあ、みたいな(笑)

もう慣れましたけど。

あと、残りの人は……名前くらいは知ってる、または読みかけて途中で読むのやめた人です(笑)

もちろん本人の自由ですし、それぞれに考え方や主義主張もあることでしょう。自分なりに何か考えがあって「あえて読まない」ならそれもひとつの選択と言えます。

そもそも自己啓発とか成功哲学とかいう言葉に頭から拒絶反応を示す人も大勢いる。そういう人にまで無理に勧めようとは思いません。

ただし、けっこう興味もあるんだけど何となく敬遠している、という人がもしいたら、もしかしてあなたは、

「成功本の力を借りて成功するのは嫌だ」

というふうに思っていませんか?

「自力でやる」をはき違えるな

実はこれは、私自身がそうだったのですが……。

私はいわゆる成功哲学とかの本を積極的に読むようになったのはけっこう遅くて、最初はもっと仕事に直結するようなビジネス書や実用書の類ばかり読んでいました。……もっと早くちゃんと読んでおけばよかったと後悔しています。

それまでは存在は知ってたのに避けていました。

それはなぜかというと私はずっと

「自分の独自の考えで成功したい」

というような気持が強くあって、それなのに成功哲学やノウハウ本を読んでしまうと、なんだか

「ズルしたような感じ」

がして嫌だったのです。

いわゆる成功法則を知った上で、もし仮に首尾よく目的達成や自己実現ができたとしても、

「それって答え教えてもらったからでしょ?」
「自分の力じゃないじゃん、人のまねじゃん」

って言われそうで……いや実際はだれもそんなこと言わないかもしれませんが、自分自身がそういう考えなので、納得いかないような気持になる。

しかし、私も今思うと、こういう考え方ってとてもとても損すると思います。きつい言い方をすれば、それって完全な「独りよがり」です。

だってさ、 通おうと思えば通える環境にいるのにあえて進学塾に行かないで、独学で受験するようなものです。

数学の問題を、あえて公式をまったく使わずに全部自力で証明しようとするようなものです。

オンラインゲームでまったく課金しないで ひたすらレベル上げようとする……みたいな?

……それって、自分の主観では「俺ってすげえ~」とか「俺は俺の道を行くんだぜ!」とか思ってるかもしれないけど、結果だけ見たら同じことだし

こだわりたいなら結果のほうにこだわればいいのに。

もちろん、ゲームやスポーツならそれも一つの楽しみ方かもしれません。しかし、成功とか自己実現という場合、そのような精神的態度がいかに不利か。そのこだわりのためにどれだけ自分の可能性や能力が制限されるか。

その面を考えたほうがいいと思います。

ある意味、成功法則というのは

「まさに、そういう点を鋭く突いてくれる」

ものです。人が知らず知らずに陥っている「成功から遠ざかる思考や行動」に警鐘を鳴らしてくれるものです。

しかし、それを必要としている人に限って、それを読もうとしないんですよね?

「不毛な足踏み」ではないのか?

たとえば、私も時々経験することですが、何か自分の中ですごく良いアイディアがひらめいた! とか、まったく新しい気付きや発想が生まれた! ……って思うときがありますよね?

「おお、俺って天才じゃない?」

なんて悦に入ったりして。

でも、たとえば何か本を読んだり、あるいはテレビやネットで、それと同じことを書いてあったり、すでに言われていたりすることがありますよね?

自分がやっと辿り着いたと思った発想や経験だと思っていたのに、専門家の間では、そんなことはもう常識だった……とか。他の人はそれよりはるか先まで考えているとか。

私はよくあります。

せっかく自分なりに考えたり、試行錯誤したりして、やっと見出したものが、実はすでに手垢の付いた陳腐なものだったと知った時のショック。

「みんなは、すでにそれを知っていて、そこから始めていたんだ」
「すでにずっと先まで進んでいる人がいたんだ」

って。

理屈で考えると、みんなが手に入る情報や知識をあえて仕入れずに、全部自前で行うなら……絶対スピードで負けますよね?

結局は自分で自分の成功を遠ざけているというか、成功までの道のりを自分で長引かせているというか。

基本的に、こういう考えに固執していると、成功できるものも成功できなくなってしまう可能性がきわめて高いと思われます。

その先へ行きたいなら、先から始めるべき

もちろん、今までにない、何か前人未到の新しい分野を開拓しようとか……そういう壮大な夢を実現しようとしている人もいるかもしれません。

でも、それだから

「だから、他人の考えや過去の知識やノウハウなんか、役に立たない」

と言えるでしょうか?

むしろ逆じゃない?

その先に行くためには、すでに分かってるところでモタモタしてる場合じゃないのではないかと思うのです。

大丈夫、読んだらすぐ成功できるわけじゃないから

そして、実は成功法則本を読むことは「ズル」でもなんでもありません。

なぜかというと……そんな、読んだらすぐ実践できて、すぐに効果が表れて、すぐに成功できる、というふうにはならないからです。

正直言って、成功本を手に取るのは、やっとスタート地点に立ったくらい(いや、競技場に足を踏み入れたくらいかも)の状態でしかありません。

そこからの道のりが……まあ

「とんでもなく長い」

と考えておいたほうが無難かもしれません。

それに、読んだら終わりではなくて、成功法則というのはあくまで法則なだけであって、それを踏まえて実際には

「何をどのように実現していくのか」

は、あなた自身が考えることなのですから、その先にはまさに「自分の考えで」「自分の力で」ということになるのです。

ですから、長い人生の中で、もしどうせ通る道なのであれば四の五の言ってないで、 一日でも早くページを開いたほうが有利と思います。