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「人生の意味は何ですか?」「え、どういう意味?」

人生の師

「師よ、人生の意味とは何ですか?」

「何? 君はそんなことも知らんのか! 人生とは……人間が生まれてから、死ぬまでのことだ」

「いや、そういう意味じゃなくて……」

……そもそも「意味」とはどういう意味でしょうか?

実は、私たちは人生を問う前に

「意味とは何か?」

を問わなければならないのです。

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私たちが意味を問う瞬間

人生の意味に限らず、私たちは様々な場面で

「意味を問う」

ということをします。

日常的にもよく使いますよね?

「こんなことして何の意味があるんだろう?」

というふうに。意味という言葉を。

たとえば、勉強をしているときにふと。

「勉強して、何の意味があるんだろう」

たとえば、会社で嫌な作業を指示されたときには

「こんな書類作っても意味ないよ」
「こんな会議したって意味ないって」

といった言い方をします。

私たちはこのように、よく意味を問うことをします。

でも、このように問いを発している自分が求めている「意味」というのは、何を意味しているのでしょう。

意味という言葉は、どういう意味でしょうか?

まずそこを解かなければ……おそらく

「人生の意味」

などという深遠な問いに答えるなんて無理でしょう。

私たちは何を問うているのか

意味という言葉の意味を考えると、もちろん第一には、

1 意味=それが指す「内容」

のことです。その言葉や、記号や標識などが指し示すものが何かということです。

しかし、もちろんそうではない場合も多くあります。

たとえば、他人の言動や態度などを見て

「もう、意味分かんな~い!」

って言いたくなるときがありますよね?

この時、私たちは

2 意味=その人の行為の趣旨、意図

を問うているのです。それは、内容が分からないのではなくて、それを言ったり、したりする意図が分からないということですね。

しかしまた、特に本人が意識していないのに結果的に起こった出来事についても意味と言う場合もあります。たとえば

「そこで間違える意味が分からない」

というように。この場合、本人は意図して間違えたわけではありません。そこで意味を問うということは、つまり

3 意味=それが起こった原因、経緯、必然性

を問うていることになります。

あるいは、人間以外の生物や無生物を対象にする場合もあります。

「星座は何の意味があると思う?」
「このパソコンもう修理する意味ないよね?」

この場合、意味と言っているのは

4 意味=必要性、使途

というような言葉に置き換えることができます。

上記の2~4は、大きく言えば「理由」「目的」という言葉でも表すことができます。

ただし、ふつう「理由」とか「目的」という言葉を使う場合、私たちの思考は集中し、絞り込まれてゆく傾向があるように感じます。

しかし「意味」という言葉を使った場合には、むしろ広がりを感じませんか?

たとえば、

「君が今勉強している目的は?」

と聞いたら、

「●●大学に合格するためです!」

と比較的はっきり答えるかもしれません。しかし

「君が今勉強する意味は?」

と聞いたら、もう少し悩むかもしれません。

意味という言葉は、理由とか目的を含む、しかしそれよりもずっと広がりのある言葉、概念と言えるでしょう。

たとえば人が何らかの行動や行為をしたら、その人が意識している直接の「目的」以外にもさまざまな影響が発生する可能性があります。その際

5 意味=影響、効果

という意味で使われます。

「それって私たちのこと考えてないって意味じゃん!」

といった表現をする場合、それはおそらく、行為者(言われてる相手)はおそらくそれを意図してやったわけではありません。

しかし、上の発言をする側が言いたいことはつまり、その特定の行為が期せずして自分に都合の悪い影響を与える結果になる(からやめてほしい)と言いたいわけですよね?

さらに、上の例では悪い影響が出ることが想起されますが、もちろん好ましい影響や効果が期待できる場合もあるわけで、そうなると

6 意味=価値

という言葉に置き換えることができます。

たとえば

「この発見は人類にとって大きな意味がある」
「これは大変意味のある仕事だ」

と言うとすれば、それは価値が高いと言いたいわけですよね?

もし、その価値が専ら特定の一部の人や組織に限って発生するものだった場合、私たちはそれを「メリット」と呼びます。

「このタイミングで新製品を開発する意味は大きい」
「これ以上事業を拡大する意味があるか?」

さらに、それが直接的に経済的、金銭的なメリットの場合には「利益」と呼ばれることになるでしょう。

また、これを裏面から見ると「需要」と見ることもできます。ビジネスや経済活動においては「意味」というのはしばしば需要という言葉と同一視されます。

「意味」の意味は立場によって変わる

このように「意味」という言葉にどんな意味を持たせて使っているかというのは、個々の状況によって異なってきますが、状況によるだけではなく、おそらくその言葉を使う人の価値観やスタンスによって偏りがあるはずです。

これを私なりに分類してみると次のようになります。

1 学童的「意味」

まず、最も一般的、基礎的な意味という概念は「知識としての意味」のことを指します。たとえばある年齢までの子供の感覚を想像してみると、やはりまずは、その言葉や概念、事象の内容そのものが分かるということが重要です。

この場合、傾向としては知識欲を満たすこと、あるいは学習そのものに重点があります。

2 思春期的「意味」

単に物事の内容が分かるというだけではなく、その背後にある理由、目的あるいはその本質は何か、存在理由そのものは何かといった関心、探求心が強く現れ、その意味で「意味を問う」傾向が強くなります。

3 労働者的「意味」

意味というものを基本的に自己に引き付けて発想する傾向が強い場合です。 自己の利益。損得勘定。あるいは優越感や自分にとってのやりがいといった視点から意味を問い、解釈する立場です。

4 会社員的「意味」

単に個人の利得や感情的な満足といったものよりも、ある意味での客観性、あるいは整合性や合目的的であることを重視する傾向を指します。または事象や行為をその効果や効率といった観点から意味付けします。

5 経営者的「意味」

意味というものを経済的価値や付加価値、生産性、回収率といった数値的な期待値と強く結びつけて考える傾向です。

6 成功者的「意味」

広義の価値、あるいは広義の影響について「意味」という概念を当てはめる傾向です。たとえば実現、調和、成長発展。未来、利他的なものも含めた視点で「意味があるかどうか」を問うようなイメージです。

自分が問うている意味について考える

もちろん、たとえば自分がサラリーマンだからとか、成功者だから必ずそういう傾向があるとか言いたいわけではありません。いろいろに解釈できるので上手に分類できていないかもしれません。

ただこのブログの趣旨が「成功するための自己啓発」なので、その趣旨に即してあえてバッサリ分類してみました。

ここで指摘したいことは、私たちの視点が主にどういった面に偏っているかを振り返る機会を持つことは有効だろうということです。

あなたが日頃

「意味がある」「意味がない」

という言葉を用いるとき、それがつい口をついて出てしまうときに、それはどの立場から発した言葉なのかを振り返ることができます。

あるいは何かの意味について疑問を感じたり、あらためて意味を問いたいと感じたとき。そのあなたが問おうとしている「意味」というのがそもそも何を指すのか?

それは、つまり自分はいつも何を中心に行動しているのか、どこに視点を置いているのかということを表しています。

ですから、自分が使っている「意味」という言葉の意味をまず自問自答してみると、意外な気付きがあるかもしれません。

そして、人が「人生の意味」を問うとき……その「意味」というのは、何が聞きたいのか?

それを尋ねる人も、それに答える人も、それぞれが

自分が意味だと思っている「意味」を前提に、その意味を考えるのです。

はい?

「この記事が意味分かんねえよ」

……すいません。

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