ネットや動画を見ていると、よく

「成功する人の特徴」
「成功する人だけがやっている習慣」

または

「成功する人、成功しない人の違い」

といったテーマでいろいろな例が紹介されています。

見ていると

「たしかにそうだなあ」

……と妙に説得力があったりします。

でも、ふと冷静になって、

「それに当てはまっている人が必ず成功しているか?」

と考えると、私はどうも、そうとも言えないような気がするんです。

身近にいる「成功者予備軍」

あなたの身近にもいませんか?

人気もあって、能力も十分あるし、みんなを引っ張ってくれるような高いコンピテンシーを持っていて将来有望だとみんなから誉められていたのに……なぜか結局ぱっとしなかったという人。

逆にたとえば、どちらかというと目立たないタイプで、何をやらせてもマイペースで、ちょっと浮いてる。みんなをいつも困らせるような人。みんなにお荷物みたいに言われてた……と思っていたのに、実はちゃっかり成功人生を歩んでいるとか?

とりあえず、自分自身のことは置いといて(笑)

他人を見た時の印象や周囲の評価とその人の客観的な実績とか、または成功度合いって……意外に一致してない場合も少なくないように感じます。

なぜでしょう?

「やっぱり人生なんて運じゃないか?」

なんて愚痴のひとつも言いたくなります。

いかにも成功しそうに見える人の特徴

しかし、こう考えることもできます。

「現実に成功する人の特徴」

と、

「いかにも成功しそうに見える人の特徴」

って実はぜんぜん違うんじゃないだろうか?

言い換えると、一般に成功するために必要な条件と思われていることと、実際に何かで成功するために必要な条件って意外にけっこうずれてる可能性がないだろうか?

おそらく、多くの人が気にしている部分というのが実はあんまり重要じゃなかったりして。

成功法、成功の秘訣、成功するコツとか条件とか、情報はいくらでも出てきますよね?

まるで無限に……。

でも、そうしているうちに、それぞれの重要度、優先度が分からなくなってきませんか?

「これ全部やるの?」
「じゃあ、まずこれしなさい」
「いや、こっちが第一だ」
「いや、それよりまずこっちだ」
「今そっちじゃねえだろ!」
「なんちゃって、本当はこっちでしたー」
「なんだかんだ言って、やっぱりこれだよね?」

とか、いろいろ探しているうちに……。

「いかにも成功しそうな人」

になっちゃうんじゃないかと心配になるのです。

それに、成功と言っても、あなたが言っているそれは

「経済的に恵まれたいのか?」
「大きな目標を達成したいのか?」
「人間関係を良くしたいのか?」
「心が楽になるようにしたいのか?」

……と、何を大事に思って、何を優先したいのかによって言い方が変わってきますし、それぞれについてまた法則だの、秘訣だの、コツだの、条件だの、違いだのがいっぱい出てきます。

情報に触れ続けているともうお腹いっぱい……って気持ちになる。もう疲れちゃう。

(と書いてる私も、さらに情報を増やしちゃってるわけですが……ごめんなさい)

ただ、もしも世にある情報がそれぞれ全部ある程度正しいとしても、です。

それを片っ端から全部やる時間はふつうありません。

人間が常に意識しておける情報の量もごく限られています。もちろん、同時に実行できる事柄にも制限があります。

仮にできるとしてもですよ?

意識や思考がその都度それぞれに分散していると一点に対するパワーは弱くなりますよね?

これがそもそも良くない状態なんです。そこで、選択が必要になるわけですが。

この時に、

「これは私が現実に成功するために必要なことなのか?」
「それとも、いかにも成功しそうな人になるだけじゃないのか?」

という見分けがつかないといけませんね。そこをきちんと見極めようという意識が必要です。