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「苫米地英人の金持ち脳」を読んだとき思ったこと

1 欲望の絶対量が増えているからその分みんなが貧乏になっている

現在は、過去と比較すれば明らかに物質的豊かさやサービスの質は向上している。にもかかわらず以前より貧乏脳の人が増えているのは、欲望自体が以前より増幅された結果。相対的に欠乏感が強くなっていることが原因だ。

金持ちなのか分納なのかを測る尺度は決して収入や資産の絶対額ではない。

……とは言え、理屈でこれを理解できても感覚、心情の上で納得できるものではないと思う。

実質的な問題は、経済的に計れるもの、金銭で勘定できるものの範囲でしか物事を見る子tができないその視野の狭さなのではないだろうか?

あるいは、その視野を広げるだけのリテラシーを得るために「最低限のお金」を使っていないことに真の原因がある……とも言えるかもしれない。

2 貧乏脳を作り出しているのは資本主義経済そのものである

たとえばテレビCMの影響といったものを問題視することはかんたんにできる。しかし、もっと根本を考えると、あなたを貧乏脳に陥れているものとは特定の人や組織ではなくて、資本主義経済がそれぞれの都合によって生み出している複合的に絡み合ったシステムや情報と、それを妄信した結果生じている「自分の解釈」である。

それを貧乏脳という。

言い換えれば、資本主義経済社会に生きている現代人の多くが貧乏脳に陥るのはいわば必然であり、そこから抜け出すには意識的に自分の価値観や考え方を批判的に分析することは必須である。

3 貧乏はどこまでも貧乏である

貧乏脳はそう簡単に抜け出せない。貧乏が染みついた人の脳(信念や考え方)は、何重にも絡み合った罠にはまっているような状態なので、一回や二回吟味したくらいでは到底抜け出すことは不可能。

それを自覚し脱却を図るには相当の根気が必要だが、貧乏脳の人はまさに貧乏脳であるがゆえにそのような根気を持ち合わせていないことがまず不幸なのだ。

この本を読んで、たとえば

「ああ、だから金持ちになりたいとか思うのはやめよう。お金がなくても満足し、幸せな人生を歩むことはできるんだから」

と自己肯定するような人間は、やはりそもそも貧乏脳なのである。

本書は「お金を稼いではいけない」あるいは「お金を稼ぐ必要はない」などとは一言も言っていない。

私なりに本書の論旨を一言でいうならば……

① 付加価値を増やすことに全能力を傾け
② 支出はその結果得た収入の範囲内に抑えなさい

ということである。

4 金持ち脳になるには

① テレビを見ない
② 本を読むこと
③ 好きな仕事をすること(あるいは、仕事を好きになること)

「好きなこと」とは、市場経済活動の範囲内で最も好きだと思えること、という意味にすぎない。それ以上の深遠な意味(自分が本当にやりたいこと、あなたがこの世に生まれてきた理由……など)は関係ない。

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