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次に、FXをやっていて事実大きな危険だとはっきりしているのは
「相場が暴落、暴騰した場合の想定外の大損害の可能性」
というのがあります。
FXだけでなく、株式投資や先物取引なども含めて、そもそも投資というものは全般的に、通常の取引における「高騰」「下落」ではなくて、通常の範囲を逸脱した異常かつ急激な変動が起こるリスクを常に孕んでいます。
たとえば
「阪神淡路大震災」
「リーマンショック」
あるいは直近の
「コロナショック」
など、一般に社会ニュースとしても大きい災害や事故、社会変動などが引き金となるものや
「ロシア通貨危機」
「スイスフランショック」
などの特定の通貨における事故的問題や、金融業界内の事件が引き金となる場合などもあります。
また、ここまで異常に大きなものではなくても各国政府の介入や経済指標の発表、要人の発言などによって為替相場は時にかなり大きな変動を起こすことがあります。
定期的に起こるものと考えるべき
これらの暴騰、暴落は実際に直面すると
「まさか、あり得ない!」
というように感じる人もいるかもしれませんが……でも長期的に見れば実のところはけっこうな頻度で過去何回も起きているものとも言えます。
喩えるなら、これってある意味
「今日はずっと晴れだと思っていたのに、実際は急に雨が降り出して濡れた」
という程度のものなのです。
相場が時々通常の範囲を逸脱して変動するものだというのは、実は
「起こるはずのないことが起こった」
のではなく
「時々起こると決まっていること」
として心の準備をしておかなければならないものです。
想定外に備える
「実際時々起こること」
とはいえ……現実に毎日のトレードの中で、常に「想定外」に対応しようと身構え続けるのは並大抵のことではありません。
これも
「気の持ち方」
「心構え」
というのではなくて、確実なのはやはり自分のトレード手法の中にその対応パターンをあらかじめはっきり組み込んでおくという作業をすることです。
ところが、具体的に有効な対策として考えられるのは実はあんまり多くないです。
一般的に言えるものとしては
① なるべくポジションを長期に持ち続けない② ロスカット(逆指値)を入れておくことを習慣にする③ 経済ニュースやファンダメンタルの情報を常にチェックしておく
……といったものが挙げられますが、②、③は根本的、絶対的な対策とは言えません。
①に関しては極度に徹底すれば絶対的に有効な対策となり得るかもしれませんが、各自のトレードスタイルによって限界があります。
そもそもスイングトレード(比較的長期にポジションをキープするスタイル)を得意としている人には無理な話ですし、主にデイトレをする人だって、実際には
「ちょっと目を離している間に」
とか
「たまたまポジションを持ち越してしまったときに限って」
暴騰、暴落にぶち当たってしまった……という話は往々にしてあり得ます。
海外業者を使う
もう一つ比較的確実な対策として考えられるのは
「海外FX業者を使う」
という方法です。
というのは……多くの海外の業者は、実際に入金した分以上のマイナスは負担しなくて良いというルールになっているからです(ゼロカットシステム)。
もちろん、海外業者を用いるには、様々なメリット、デメリットを考慮する必要もあります。
なので別に強くお勧めしているわけではありませんが……とにかく単純にこの面でのリスク回避策という側面から見ると、使いようによってはかなり有効にも見えます。