一応断っておきますが、私自身は自己啓発が嫌いな人ではありません。

でも、嫌いな人がけっこういるのは知っています。

聞いて見ると身近にもけっこう嫌いな人はいましたが、一口に嫌いと言っても

「自己啓発みたいなことをしている人が嫌い」
「自己啓発っぽいことを言われるのが嫌い」
「(特に日本での)自己啓発という言葉に対するイメージが嫌い」

というように、それぞれに微妙にニュアンスが違うようです。

また、あらためて探してみると、自己啓発を否定的に語っている「アンチ自己啓発本」ってけっこう多いんですね。

アンチ自己啓発本

「自己啓発」は私を啓発しない
自己啓発病社会

など……出版されている本の中には

「自己啓発的なものは無益である」
「自己啓発本を読むとむしろ有害である」

という立場の本は少なくありません。

またネット上でも、あるいはリアルの会話の中でもそうですが、自己啓発的な情報の問題点や、その弊害などに対する意見は私の想像以上にたくさんあります。

自己啓発嫌いな人は、どんなところを問題視しているのでしょうか?

自己啓発に対する意見

私が目にした範囲で代表的な指摘をいくつか挙げてみましょう。

自己啓発の情報は間違っている
自己啓発で取り上げられる方法論には根拠がない
抽象的すぎて実質的な効果がない
一部の自己啓発的な方法論は非現実的である
自己啓発的な思想は社会にとって害である
一部の自己啓発活動は詐欺、洗脳である
自己啓発にハマっている人は気持ち悪い

うーん。

確かにそうだなあ……と思わず納得してしまうような指摘もあります。

あらためて、大きく分けるともう自己啓発と名の付くことは全部嫌いな人と、全否定するつもりはないけれども一部の自己啓発的な活動や情報に対して、いわばそのあり方が嫌いだという人がいます。

私は自己啓発というものを全否定する気はありません。

また、自己啓発的な知見や方法論をすべて役に立たないと言うつもりもありません。

たとえば、メンタルブロック、マインドセット、あるいは思考が現実化するとか、その他さまざまに具体的なノウハウが世に出ていますよね?

それらがまったく役に立たないということはありません。

逆に言うと、少なくとも日本とかの現代の先進国において、もしごく一般的な自己啓発的な言葉も知識もまったく持たないまま社会に出て仕事したり生活したりしているとしたらかなり損というか、さまざまな面で不便や不利益が生じるに違いない……と感じます。

ですから、まったく意味がないとはとても言えないと思うのです。

否定的に見なければならない部分もあるとは思います。

また、やみくもに自己啓発的なことをすれば良いということでもなく、やはり前提的な準備もなく、いきなり特定の自己啓発的な情報に触れると人によってはうまく消化できなかったり混乱したりする危険性はけっこうあります。

ですから私個人的には

「自己啓発にもそれなりのやり方がある」

という印象を持っています。

そして、上記のような否定的な指摘は実はそういった危険性をあらかじめ回避するための有力な示唆や手がかりを含んでいるのです

だから、自己啓発本が嫌いな人の意見は単に無視すべきものではないと考えているのです。