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きれいな字の書き方

履歴書の字

書く文字がきれいな人は、それだけでかなり良い印象を持たれます。

逆もしかり。

自分の書く字の上手下手などまったく意に介さないような人もいますが、自分の字にコンプレックスを持っている方も少なくはないでしょう。

あるいは、自分のことは棚に上げるとしても……子供さんの書く字が目に余るので、最低限それなりの字が書けるようにはなってほしいと願う親御さんもいるでしょう。

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きれいな字が書けるようになるポイント


そこで、もちろん多くの練習法や指導法がすでに紹介されていますが、ここでは私が

「一般にあまり言われてないなあ」

と感じるポイントだけを書いておきたいと思います。

① 根本的には「きれいな字を書こう」という意識を持つこと

まず、一般的には、きれいな字というのは

「正しく練習すればだれでも書けるようになります」

という話になります。

だから、結論から言えば、結局のところそれは

「意識の問題」

で……そもそも文字というものについて、また、自分が書く字の姿に

「関心がある」

ならば、遅かれ早かれ、それなりに上手な字が書けるようになるものです。

ペン字や漢字ドリルにあるお手本のような「正しさ」はないとしても、意識していれば

「自分なりには納得いく、自分の文字」

が書けるようにはなるはずです。

少なくとも……あからさまに

「蚯蚓ののたくったような」
「何語かわからないような」
「本人以外だれも判別できないような」

……という場合、おそらくその本人がそのことをぜんぜん気にしていないか、または、

「私はもう字が汚いんだ」

ということを受け入れてあきらめてしまっているかのどちらかです。

② きちんとした姿勢で書く

子供さんなんかを見ていると……基本的には

「姿勢が良い子供さんは、字も端正」

という傾向があるように感じます。

これも意識の問題と言えなくもないですが、とにかくそこに何らかの共通性があると仮定すれば、まず、字を書くときには落ち着いた空間の中で自然な、きちんとした姿勢で「書くこと」に向かうというのがかなり有効な上達法ということが言えます。

たとえば……ご家庭で言えば、少なくとも「端正な字を書く習慣をつける」ことに重点をおくなら

「勉強は学習机など所定の場所できちんと座ってする」

のがやっぱり良い、ということにもなります。

昨今は、実質的な学習効率などの面から言うとそういう型にはまったようないわゆる「勉強」を否定的に見る考え方もあり、それはそれで一理あるという面もありますが……子供さんが成長する過程で、ある一定の時期だけでもそういう習慣を持たせることにうまく成功できれば、それはそのお子さんの大きな財産になるような気がします。

③ フリーに大きな字を書いてみる

手先、指先だけで書こうとせず、というかそれだけの動きでは書けないくらいの大きな文字を書いてみます。これはいわば準備運動のようなものですが、大きな字を書いてみることで

「字を書く」

という体感を体に覚えさせます。

A4くらいの大きさで十分だと思いますが、そこに1文字だけ書くということになりますと、当然その場合、手先や指先の動きだけでは無理なので、腕全体を使って書くことになりますよね?

これが、頭の中でイメージしている通りに線を表現する基礎的な練習になります。

要するに、ふだんはそれをほぼ無意識に、指先だけの調節で行っているわけですが、指先だけだとむしろすごく自由に、ある意味勝手に動いてしまうために、思った通りの線を引くという流れが省略されてしまうので、どうしても変な字になってしまうからです。

ただ、

「小学校では習字の時間もあるじゃないか?」

と思うかもしれませんが……私の実感としては、習字、書道というのは日常的に書くことの練習としてはむしろ不向きです。

かなり熟達するほど長期間修練するならまた別ですが、ふつう授業でする習字というのは、毛筆で字を書いてみるという体験をするという程度のことしかできませんので、日常的な筆記用具で文字を書く場合に結び付くほどの効果はないように感じます。

それだったら、単に鉛筆でもボールペンでもいいから、A41枚に1文字というくらいの大きさで、いろんな字を書いてみることをお勧めします。

④ いろな濃さの鉛筆を使う

特に小、中学校段階では「書き」はたいてい鉛筆を用いて行いますよね?

ここで、どの程度の濃さの鉛筆を使うかということがよく話題となります。

ふだんの授業では別にどれを使っても問題ないかもしれませんが、低学年児童に対してやや濃いめのBなどを指定する学校もあります。また、図画の授業ではしばしば2Bが指定されますね。

……といっても、実際には入学試験などはたいていHBが指定されることが多いため、多くの子供さんは日頃からHBの鉛筆を使うのがデフォルトということになっているでしょう。

で、私としては……どの濃さが良いとかいうよりも、いろんな濃さの鉛筆を使ってみることをおすすめしたいです。

HBを使うところに落ち着くのは別にかまわないのです。

ただ、むしろ、その過程で自らがいろんな濃さの鉛筆を使うことに興味を持ってもらいたいわけです。

たとえば、私も小学校の頃に書店の文具コーナーで見てFという特殊な鉛筆があることを知り、友達に自慢げに話したりしていた記憶があります。子供のころの私にとっては、それは新鮮な驚きだったのです。

いろいろな濃さの鉛筆が売られていることを知り、興味本位で4Hの鉛筆を買って一時期使っていたこともあります。

今思うと幸い、先生や親はそれについて何も咎めたりせず放置してくれていました。

その経験から自然にある程度強い筆圧で書く訓練ができたし、筆圧によって字の姿がかなり変わるということも実感した気がします。

鉛筆の持ちかたの癖が悪くて字を書くときに力んでしまう子供もいますが、収れん特に最近の子供は筆圧が不十分なためにはっきりした線を引くことができない場合もあります

このような点も含めて、鉛筆そのものに興味を持つこととともに、いろんな濃さや、いろんな筆圧で書いてみることを自ら興味本位で試してみてもらいたいんです。

それも含めて、そもそも書くこと自体に興味を感じてほしいわけです。

他にもきっかけはいろいろあり得ますが、とにかく自発的に興味が持てれば……ほぼ自然に

① 根本的には「きれいな字を書こう」という意識を持つこと

にもつながります。

それに成功しさえすれば、たいていきれいな字の書き方を習得するのは時間の問題です

具体的な練習法などは書籍やネットでも調べることができるでしょうが、結局はそれが最大のポイントなのだろうと思います。