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トレードノートのすすめ
特にFXを始めたばかりの初心者は、とりあえずすぐにでも、自分のトレードを記録することをお勧めします。
ネットでも検索すればいわゆる
「トレードノートの書き方」
といった解説が多く出てくると思います。
「なぜ記録することが必要か?」
「どういった内容をどの程度記録すればよいのか?」
といった点は諸説見られると思います。
でも、ここでは私の個人的見解として、トレードノートを付ける一番の理由は、記録しておかないと
「トータルで見たときにマイナスになっていることが自覚できにくい」
という点です。
ほとんどそれだけの理由です。
トレードノートの内容
日々の細かい反省点とか、その日のトレードで気が付いたこととか……それをノートしておくのもある程度有効です。だから「ついでに」少し記録しておいてもいいです。
ただし、それらはメインではありません。むしろ、内容が濃すぎて継続できなくなるようだったら、端折ってもぜんぜんかまいません。
たとえば、そのようにして自分のトレード内容を客観的に振り返ることが成長につながる……とか、そういう解説もあり得ると思いますが、私自身はそういう立場を取りません。
ちょっと意味が違います。
あくまでメインは数字。つまり結果としてのプラスマイナスだけです。
これは、たとえば1日単位でもいいですし、短期トレードをスタイルとしているなら、各トレードの回ごと都度に記録するのでもいいと思います。
(ちなみに私は今は一日毎の数値を本ブログ上 →最近、Twitterで公開することにしました→@utilityvalue)
で、あとは内容的に別に書くことが思いつかなければ、単に数値だけの記録でぜんぜん構わないのですが、それ以外に1点だけ必ず記録しておくべき点があります。
それは、まさに
「自分のトレード手法を修正した場合、その修正点」
です。
トレードノートを何に使うのか?
そうやって記録したトレードノートをいったい何に使うのか?
これははっきりしています。
それは、
「今現在の手法によって、確実にプラス計上できているかどうか?」
ということを確認するためです。
どんな手法を用いているかにもよりますが、多くの場合、FXというのは日毎とか、週毎というようにごく短期で見るともちろんマイナスの日もあったり、けっこう変動することがあるかもしれません。
また、一時的に追証したりすることによって、たとえば今元本以上に勝っているのか、それとも割れているのか……といったこともある程度の期間続けているとだんだんあいまいになってきます。
これは、パチンコや競馬と同じで、多くの人がこういったギャンブルを何年もやっていると、
「過去のトータルで自分が一体いくらくらいの損失を被っているか」
という感覚がずれてくるのがふつうです。
たいてい、仮に実額を見せられるとすると
「や、俺はそんなには負けてない!」
と感じるはずです。多くの場合。
つまり自然に「都合の良いほうに」補正をかけて記憶しているわけです。
FXの場合も、たとえば自分ではトントンくらいかな、と感じているとしても、現実にはかなりの損失を出しているという場合はあります。
この感覚を防ぐためにこそ
「トレードノート」
が必要なのです。
なので、この点からすると記録するにはエクセル(スプレッドシート)が適しているでしょう。
期間合計や平均などの計算が瞬時に可能だからです。
……そして、マイナスになっているということは、今の手法を修正する必要があるということ。
いくら勝ったかは二の次です。
まずは自分なりに意識的に作った手法やルールで一定の期間トレードして、損益がトータルでプラスに持っていけるようになることを目標にするとよいでしょう。
また長期間トレードしていると相場の地合いが変わってくることによって、今までは勝てていた手法なのにだんだんうまく当てはまらなくなってきたりすることがあります。
そんな場合には、まず直近の一定期間内でマイ転していることがないか確認しましょう。
トレードルールを修正する必要がある場合、過去の記録が役に立つ場合があり得ます。
たとえば、
「単に前の手法に戻しただけでプラ転できる」
場合もあるのです。