「あなた」が、

① 成功したいと思っている
② 成功法則、成功哲学はだいたい知っている
③ なのになぜか成功できない
④ さらに自己啓発本を読む

この循環にハマっているなら、読んでみてください。

不安な表情

私が書いた本を紹介させていただきます。

この本は、一言で言うと

「成功するための本」

なのですが、これだけを読めば直ちに成功できるというような、いわゆる「成功本」ではありません

また、既存の成功本を詳しく解説するものでもないし、特定の成功法則を推薦するものでもありません。

成功法則を読んでも成功できない人が進むべきひとつの道

私がここで紹介するのは、

「今までにたくさんの成功本や自己啓発書を読んできたのに、それが役に立っていないと感じている方のための」

もっとはっきり言えば、

「それでも成功できなかった人」

に読んでいただきたくて書いた本です。

私も昔、いつも想像していました。

成功したら、

高級店で好きなものを好きなだけ注文してみたい。
大きな風呂が付いた家に住みたい。
世界中の知らないところに旅行したい。

自分事ばかり願っていたわけではありません。

成功したら、

家族や友達をもっと大切にしよう。
今までお世話になった人々に恩返しに行こう。
自分の力を世の中のために使おう。

そして、

もっと自由に生きよう。
やりたいことをしよう。
正しいと思うことをしよう。

成功したら。

いつか必ず……。

成功するために「成功法則」を読んだ……

でも……多くの人がこう言います。

「成功本を読むなんて時間のムダだ!」
「成功法則など現実には何の役にも立たない!」
「自己啓発はしょせん気休め、現実逃避だ!」
「洗脳だ! 宗教と同じだ!」

言い方なら他にもいろいろありますよね。

人によって複雑な感情や思い入れもあるでしょう。

しかし、冷静に考えればですよ。

どう表現しようと、もしもこれらの主張が本当に正しいとすれば、結論は一つです。

要するに

「あなたがいくら成功法則を知っても、それでは成功できないってことです」

あなたもそう思いますか?

先にはっきりさせておきたいのですが。

……だったら、もう成功哲学とか自己啓発本なんて、読むのやめてしまえば良くないですか?

そして、もしそれでもあなたがまだ、

「いつか成功したい」

と願っているのだったら……これ以上こんな本など読んでいないで、何か別の方法で成功する道を探すしかない。

それが当然の答えになります。

それでも、自己啓発をあきらめない人だけが持つ「心」

それでも、あきらめずに探し続けるあなたの心。

自分で言うのも何なんですが……。

突きつめて考えてみると、私自身がそうだったんですよ。

「成功」に対する罪悪感がいつもつきまとう。

しかし、自分が「成功」をあきらめることに、もっと強い罪悪感を抱く

だから、また新しい本を買う。

どこかに、その「鍵」があると信じて、立ち向かう。

それは一見、不毛で利己的な執着に見えます。

しかし、実は違います。私の考えでは、それはむしろ、ある種の「良心」から出てくるものなのです

あなたが

「自己啓発など、実のところ無意味なんじゃないだろうか?」
「自分はずっと不毛な勉強や努力を続けているんじゃないだろうか?」

といった不安を持つこと、それはもちろん私にも理解できます。

ただ、そういう不安や疑問が湧き起こるのは自然なことだとしてもですね。

それがいつか、

「本当は、成功法則や成功哲学では成功できないのである」

という確信に変わる……というようなことは、たぶん起こりません

だからあなたは、また新しい知識や情報を探しているわけです。

だって、他にやり方なんて見つからないから。

もしかするとどこかに、

「あなた」が成功できない本当の理由がはっきり書いてある、あなたがまだ知らない成功法則があるかもしれないから。

成功法則が役に立たない理由を教えてくれるのはだれ?

ところで、あなたもそうかもしれませんが、

「成功法則を読んでも成功できない理由」

……って言われれば、その理由って、

一見ごく簡単に答えられるように思えますよね?

「結局、成功するには行動しかないんだよ」
「あんなのは机上の論理でしかないからね」
「もともと素質や能力のある特別な人しか実践できない」
「成功哲学なんて、成功者の自慢話にすぎない!」
「根拠が乏しい! エビデンスがない!」
「再現性がない!」

こういう意見はどこでもよく耳にします。目にします。

挙げれば他にもいろいろ言うことはできますよね?

むしろ今では「成功法則を読んでも成功できない理由」というテーマ、それ自体が自己啓発のひとつの分野になっていると言ってもいいです。

しかし、私は気が付いたんです。

「できない理由」なんて、そうやって言うだけならだれでもすぐ言えるし、無限に思い付くことができるでしょう。

でも、実はそれこそが

「思考停止」

であって、そうやってかんたんに結論付けているから、成功法則を読んでも成功できないのです

本書は、一般に知られている成功法則、成功哲学や、いわゆる自己啓発的な情報、ノウハウを持ちながら、しかしほとんどの人が実際に成功できない原因はどこにあるのかを解説するものです。

そして

じゃあどうやったら、自己啓発とか成功哲学といった知識や情報を実際に活かすことができるようになるのか?

という問いに真っ向から答えようとするものです。

本書があなたにどうしてもお伝えしたいこと

本書はまず、

「なぜいくら自己啓発しても現実が一向に変わらないのか?」
「なぜあなたは常に努力し学習し、考え続けてきたにもかかわらず、結局のところ自分が望む理想の状況に近付くことができないままなのか?」

その根本的な理由を突き止めます。

この本を読むと、少なくともあなたは

なぜ成功法則を知り、思考し続けると疲れてしまうのか?
なぜ自分探しの旅は果てしなく終わらないのか?
なぜ自己啓発書をいくらたくさん読んでも、読み終わるということがないのか?

というような疑問を解消できます。

そして、実際に「現実を変える」あるいは少なくとも「今の不満な現状から抜け出す」ために

結局あなたは何をすればいいのか?
実際には何をどのように考えればよいのか?
過去にため込んだ自己啓発や成功法則の知識を何にどう活かせばよいのか?

このようなあなたの悩みはすっきり解消されることでしょう。

あなたは、いったいどちらに進めばいいのか分からないまま、今までのように思考の泥沼を当てもなくさまよい、自己啓発の海の中でもがき続けることが、なんと意味のない時間の浪費だったのかと心底ばからしくなるかもしれません。

……これが本書の目的です。

この意味で、この本はいわゆる成功本ではありません。つまり、

「今までの成功本は誤りで、本当は、こうすれば成功できるんですよ」

ということを言いたい本ではないです。

あなたを現実に成功へと導くのはあくまで、すでに世にある多くの優れた

「成功法則本」
「成功哲学の本」
「自己啓発本」

です。

おそらく、あなたも多くの名著を思い浮かべることができるでしょう。

もちろん、世の中の本全部が素晴らしいとか言いたいわけではないですが……でも、当たり前みたいですが、名著は名著です。本当の知識は本当です。

本書は、ただその前提をあなたに伝えるためにあるのです。

本書の趣旨に適さない例

本書も一般的な意味で大まかに分類するならば、いわゆる自己啓発本に属することになると思いますので、広くたくさんの方に読んでもらいたい……と言いたいところですが、しかし、すでにお伝えした通り、

「自己啓発とか成功哲学といった知識や情報を、どうしたら実際に活かすことができるようになるのか?」

がメインのテーマなので、第一に、一般的な成功法則や成功ノウハウをうまく利用して、すでに順調に成功への道を進んでいるというような方には、この本はまったく無用の長物とさえ言えます。

本書で述べているような考え方は(自覚的かどうかは別としても)事実上すでに身についているはずなので、せっかく読んでいただいても

「こんなの分かり切ってるよ……」
「何を今さらこんなことを問題にしているの?」

というような印象になるだけ、だと思います。

第二に、今までに自己啓発とかあまり意識したことがなくて、これから成功法則、成功哲学の本も読んでみようかな……と関心を持ち始めた方は、今これを読んでいただいたとしても

「これはいったい何の話をしているのか?」
「そもそも何を問題にしているの?」

という印象になるだけ、かもしれません。

もちろん、できるかぎり整理してはっきり説明しているつもりではありますが、もしあなたが今、たとえば

「マインドセット」
「メンタルブロック」
「ホメオスタシス」
「セルフイメージ」

とかですね……たとえばですけど、こういった言葉を聞いて、

「何それ?」

という感じだったとすると、今本書を手に取っていただく理由がありません。

(せっかくここまで読んでもらったのに申し訳ないのですが……)

その場合には、本書ではなくて、まず

「思考は現実化する」―ナポレオン・ヒル著
「7つの習慣」―スティーブン・R・コビー著

といった、ふつうの成功哲学の良書か、あるいは図書館や大きな書店の自己啓発コーナーにある、自分なりに興味が湧いた本から読み始めてみることをおすすめします。

私の場合には相当な遠回りをしてしまいましたが、良書はそもそも人が成功するために書かれ、実際に多くの成功者を輩出してきたのです。

だから、人によってはそれでうまくいく場合があります。

いずれにしろ、本書は、それだけではうまく行かなかった人に向けて書いています

永遠の「ぐるぐる」思考を断ち切るには

現在、自己啓発関連の市場は9000億円を超えるとも言われています。

また、全体としては本離れが進んでいると言われる中、成功法則や思考法、自己改革など「自己啓発分野の本」だけは急速に部数を伸ばし、今やベストセラーランキングの3割を「いわゆる自己啓発本」が占める事態になっています。

もちろん、古典とも言うべき成功哲学の名著が新たな支持者を獲得しながら今も売れ続けている一方で、最近の自己啓発本というと、脳科学とか心理学、社会学といった、より進歩した知見や、膨大な情報収集やデータ分析といったような以前では困難だった技術を用いて、より説得力を増しているものもあります。

「成功したい」と望んでいる人に、それに関するよりたくさんの意見や知識がもたらされることは、基本的には良いことです。

また、より客観的で多角的なアプローチが可能になるのも一概に無意味とも言えません。

ところが、冒頭にも述べましたが、現在の自己啓発業界の大きな特徴のひとつは

「すでに確立されている既存の成功哲学だけでは、成功できない」

だから、

「もっと多様で新しい知識や情報を追加する」

という図式のものが少なくないということです。

あるいは、その本自体の趣旨はそうでなくても、読む側がそのような図式を信じて、次から次へと新しい情報を求め続けてしまうという傾向があります。おそらくこの心理はあなたも容易に想像できるでしょう。

しかし問題は、

「それはいつ終わるのですか?」

ということです。

いや、読書や勉強をすること自体は、仮に一生果てしなく続いてもいいです。

でも、

「既存の成功哲学」

「成功できない」

「もっと新しい情報」

「成功できない」

「もっと新しい情報」

「成功できない」

「もっと新しい情報」

「成功できない」

……この循環の中で、あなたはいつの時点で

「成功できるのか?」

ということです。

いったんこの循環に入ってしまうと、果てしなく「ぐるぐる」します。

「それで、どこかの時点で本当に成功することができるのか?」

と聞きたいわけです。

自己啓発本の著者や編集者は、もちろん成功哲学とか、自己啓発分野の本の読者層について広範囲にリサーチしているでしょう。販売部数を伸ばすためのデータやノウハウも多くあるはずです。

しかし、実は、それでも今ある多くの成功本は、おそらくそもそもあなたや私が根本的に持っている疑問や問題意識にまで深く言及し切れていない。

少なくとも今の時点で……多くの自己啓発本や解説本は、あなたや私が個別に抱えている内面的な事情や根本的な問題意識に、まだ追いつけていないのです。

なぜかというと、第一には

「当事者じゃないから」

これは言うまでもありませんが。

第二に、

「正式に本を出版し、流通させるには一方で厳しい制約や手続き、慣習などがあるから」

たとえば基本的に、

「著者の持っている実績や学術的関心と整合性のある内容でなければならない」
「すでに販売されている類書と重複しないように配慮しなければならない」
「ニーズが小さすぎるテーマでは出せない」

とかですね……多くの人に受け入れられ、問題なく確実に一定の部数を売り上げるという視点から考え始めると

「成功法則を知っても成功できなかった人たちが一番知りたがっていること」
「いったい何が問題でそれらを活用できていないのか?」

……という部分で、核心を突くような内容の本を出すのはそもそも難しい。

あと、第三に、一般的な商業出版の場合、内容的にも

「根拠の薄い断定や、推測による強い主張はできない」
「他者を批判するような言及は避ける」
「読者を刺激するような言い回しは修正する」
「分かりやすさを優先するため表現は平坦になる」
「複雑すぎる論旨は削除される」

といった傾向にならざるを得ませんから。

仮に、私たちが一番知りたいことを、せっかく著者が一番熱を込めて書いてくれた場合でさえ、その多くは校正の段階でぼやけたり、丸ごとカットされてしまう可能性も高くなってしまいます。

もちろん物事にはすべて良い面、悪い面があります。そのようにして一定の基準や品質が保たれているというのは悪いこととは言えないかもしれません。

しかし、今のあなたや私の立場からすると、まさにこのテーマは個人の内面や感情と切り離せないテーマだからこそ、それがあなた自身の意識や思考にピンポイントでグサグサ刺さってこなければ、ガンガン響いてこなければほとんど意味がないのです。

そのままでは

「既存の成功哲学」

「成功できない」

「もっと新しい情報」

「成功できない」

……この循環がいつまでたっても果てしなく終わらない。

時間はどんどん流れていきます。

新しい情報もどんどん増えていきます。

本もどんどん出版されます。

そして結局、この状況において一番困るのは、不利益を被るのは、出版業界でも本の著者でもなくて、

① 成功したいと思っている
② 成功法則、成功哲学はだいたい知っている
③ なのになぜか成功できない
④ さらに自己啓発本を読む

という悪循環に陥っている、

「あなた」

です。

もちろんこれだけ多くの自己啓発本が出ているのですから、もっと時代が進めば、いずれは自然に解消される問題かもしれません。

あるいは、私自身も過去すべての自己啓発本を読んだわけじゃないので、もしかすると、今言ったような点をすでにクリアしている良書が他にもあるのかもしれません。

もっとよく探せば。

ただ、私自身は、もう探し回る必要はないって思っています。

本書はまさにこの点を深く追求したものなので、これを読んだら、端的に言ってあなたは

「成功法則とか自己啓発とか、それらはみな、あなたが成功するために以前からもともとそこにあった(!)という事実」
「そして、あなたは今までだって本当はそれをいくらでも利用することができたのだという事実」

に気が付いて、

「今までいったい何をやってたんだよ!」

と自分に向かって叫びたくなるかもしれません。

私はそう確信しています。

もちろん最終的な目的は、あなた自身が成功することなんです。

ですが、あえて本書の問題意識の起点を厳密に言えば

「成功法則を読んでも、自分に当てはめてうまく活かせない、むしろどんどん迷宮に入ったようになって時間を浪費しただけ、という結果になるのを回避すること」

です。

なぜ、私はそれを書きたかったのかというと、第一には当然

私自身が、この問題意識と向き合いたかったから

です。

だって、私だって成功したかったですし。

でも、第二に、たぶん、ここさえはっきり腑に落とすことさえできれば、世の中には「成功できる人」が飛躍的に増えるはず……だからです。

歴史上、すでにたくさんの偉人や成功者がいます。

あなたもご存知の通り今現時点でもたくさんいます。

でも、正直に言いますが、私は別に自分を「すでに彼らの仲間入りを果たした成功者」だと思ってはいません。

ただそこに至る一歩目を、やっと踏み出した程度のことです。

ですから私は、

「昔はダメダメだったけど、これを知ってから嘘のように成功できた!」

とか言いたいわけではないのです。

繰り返しますが、本書の意図は、あなた自身がすでに知っているものも含めて、世にあるノウハウや知識、情報をあなたが有効に機能させる前提を示すことにあります

ですからこれを読んだからと言って

「あなたも必ず成功者の仲間入りができる!」

と言いたいのではありません。

ただ、果てしない「ぐるぐる」をやめて、少なくとも「一歩目を踏み出せる」というだけです。

私もあなたと同じように、いつか成功したいと夢見ていました。

成功できると根拠のない自信だけがありました。

そして自分なりには常に学んでいる気でいましたよ。

世にあるビジネススキルや自己啓発本を読み漁り。

ある意味、型通りの「成功の定跡」に従って着実に進んでいたつもりだったのです。

目標を定め。

計画を練り。

イメージを固め。

強く信じ込もうとし。

決断をおそれず。

勤めていた会社を辞め。

新規事業を立ち上げ。

……そしてあっという間に失敗しました。

ちゃんとやったつもりだったのに。

よく失敗や困難を経験すると「人は変われる」と言いますよね?

でも、念のために言いますが、私はこの本でそんな典型的な成功体験を紹介したいわけではありません。

それを機会に大きく心を入れ替えたわけでもなく。

過去を捨て去って生まれ変わるわけでもなく。

私は……その時点でも、何がいけないのかまったく分かりませんでした。

そして、むしろそこから本格的に自己啓発と思考の泥沼に足を踏み入れたのです。

しかし、読めば読むほど逆に当初持っていたはずの「成功する」という確信、根拠のない自信がどんどんすり減っていきました。

何とか、チャンスはまたある、いつかそれは実現する……と自分に言い聞かせ、

「私は必ずいつか成功する」

という信念だけは守ろうと必死でした。

むしろ途中から、私は実際に成功するためというよりも、

「いつか成功する」という自分の願望を維持するために自己啓発書を読み漁っていたと言えます。

しかし、それでも成功法則そのものを

「こんなものは嘘だ! 意味がない!」

と言って投げ捨てることもできませんでした。

結果的にはそれが良かった。この点では、私は自分のことをほめてあげたいです。

成功者はだれも「成功法則は役に立たない」なんて言ってない

ところで、どうしても見逃せない事実があります。

先ほども言いましたが、

歴史上、すでにたくさんの偉人や成功者がいます。

あなたもご存知の通り今現時点でもたくさんいます。

ですが、その多くの成功者が「成功法則」「成功哲学」が役に立ったと報告していることです。

想像してみてほしいのですが、実際に成功したという人の中で

「自己啓発とか言ってる人って、痛いよね」
「成功本なんか読んでないで、とにかく自分なりに頑張るしかないよ」
「現実を見たほうがいいよ」
「成功哲学なんて根拠もないし、時間のムダムダ」
「成功できるかどうかは結局才能、実力なんだよ」

……とか?

そんなことを言ってる人がどれくらいいるとあなたは思いますか?

基本的に、こんなことを、すでに成功した人は言うはずがありません

実際の成功者に聞けば、必ずと言っていいほど、その人が信じている、持っている

「成功哲学」
「成功法則」

が存在するはずです。

それらは過去からずっと成功者たちの間で共有され、さらに試され収斂され、受け継がれてきている。それが成功哲学、成功法則として一定の形になっている。

もちろん紆余曲折はあっても、基本的な流れはそういうことです。

中には独自にそれを発見したという人もいるかもしれない。あるいは、一部には逆説的な表現を使う人もいるかもしれない。

「それだけじゃダメだ」とか。
「それは一面にすぎない」とか。

しかし、むしろ

成功法則も知らず。
まったく自己啓発的なことをせず。
世の中にすでにある知見や情報にまったく頼らず。

それで成功してみろ、と言われたら……どう考えても、もっと難しいです

また、成功者はしばしば

「人との出会い」
「心を揺るがす言葉」
「どん底の状況」

というような、振り返って何らか人生の転機と言えるような

「決定的なきっかけ」

があったと言いますよね?

しかし私には、それと言えるような経験も記憶もありません。少なくとも、今のところ。

もちろん、それなりに助けてくれた恩人や、仲間や、あるいは好きな言葉とか本とか……そういうのはそれなりにあります。

でも、そういうのは多くの成功者が語るような、それ自体が決定的な「転機」であるような事柄、とは違います。

もしかするとこの先そういう出会いや出来事があるのかもしれませんよね?

だって、当たり前ですけど私自身まだ著名な成功者たちと肩を並べられるような域にはとても達していないから。

ただし、そんな私がそれでも今のところ、あえて転機というか、決定的なきっかけとして挙げられるとすれば、それはやはり

「自分がなぜ、成功哲学や自己啓発的な知識をいくら蓄えても成功できないのか?」

という疑問について、思考停止せずに真正面から向き合って考えようと思ったこと

……それしかないのです。

それに、そうは言っても私はその後もずっと泥沼のような自分の考えの中を這いずり回っていたわけで。

何が言いたいのかって言うと……実のところ、決定的な転機、みたいなことがあって、するといきなりすべてが刷新されたように運命が開けて環境的にも内面的にも何もかも好転してうまく行く、というようなイメージもまた安直すぎるということです。

それは物事の表面しか見ていないような状態です。

前のほうで少し言いましたが、

「成功法則を読んでも成功できない理由」

というのは、一見だれでもすぐかんたんに答えられるもののように錯覚しやすいのです。

これは周りの人に聞いてみればすぐ分かります。

そうすれば、きっと条件反射のように、すぐに決まりきった答えが返ってきます。

おそらく、人生の転機とか言えるものもそうであって、自分を変える、状況を変えると言っても、

「ひとつの大きなきっかけ」

だけが単独でそれを実現したように見えてしまいがちですが、実際にはそんなことはあり得ないのです。

私たちはそう見てしまいがちで、それは成功者の記憶の中でもそうなってるかもしれないけれども……事実はそんな単純ではない。

……それもまた一言で片づけるべき問題ではないのです。

おそらく、それなりの段階に至っていなければ、たとえ

「人との出会い」
「心を揺るがす言葉」
「どん底の状況」

が目の前にやってきたとしても、私たちはそれを

「決定的な転機」

として活かすどころか、気が付きさえしないでしょう。

ある意味、そもそも成功できないのは、

「そうやって原因や理由を安直に一言で片づけているから」

です。

だからいつまでたっても成功できなかったのだということに、私はやっと気付いたわけです。

そして、ある意味この必然なのですが、

「成功法則を読んでも成功できないのはなぜか?」

という問題に真っ向から答えなければならないという意識を自分が持ったことによって初めて……以前にはまったく想像もできなかった視点で成功法則や成功哲学や、その他の分野も含めていわゆる「自己啓発本」というものを改めて読み始めることができたのです。

すべての成功法則は、今もあなたに微笑みかけている!

……すると驚くべきことに、まず、読んだり学んだりしたその内容が非常によく分かるような気がしました。内容を把握する段階でもそうですが、それをどの程度、自分のどういった面に生かせばよいのか、次第に自分の中で確信をもって判断できるようになっていきました。

「思考の泥沼に陥る必要なんてない」
「すべての知識や情報が、実際のところとても役に立つものだ」

ということが見えるようになった。

人によっては、

「もう時代に合わない古くさい考え方だ」

と感じるような成功哲学の古典的名著も。

今も世に次々に現れる成功法則や新しい手法。最新の心理学、脳科学的知見も。

……情報だけはどんどん増えていきますよね。

しかし、私はそれらについていちいち迷う必要も、いちいち疑ってかかる必要もなくなりました。

つまり、あなたもそれらをいかようにも、いくらでも活かすことができるようになります。

もともとそういうものなのですから。

本書によって、あなたは即座にそれらを適切に利用して

「あなたが実際に成功する道」

へと歩み出したくなるはずです。

成功法則はなぜ「あなた」を成功させてくれないのか

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(上)
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(下)
(上)「解答編」

全9章 1,280円

(下)「実現編」

全9章 1,280円

― Kindleにて公開中

言っときますけど、私はあなたを他のバックエンド商材や、特別なセミナーなどに誘導するつもりはありません。

それよりも、本書の内容を踏まえた上で、もう一度、巷にあふれる自己啓発や成功法の情報を見てください。おそらく今までとはまったく違って見えると思います。

そして、実際にあなたが成功するためには、

「本来それだけでも十分なのです。」

あなたが何を成功とみなし、どんな成功を収めるのか、私は知りません。

しかし、あなたが本当に自分らしいやり方で、自分が行くべき道へと歩み出していただくことを心から願っています。

① 成功したいと思っている
② 成功法則、成功哲学はだいたい知っている
③ なのになぜか成功できない
④ さらに自己啓発本を読む

あなたの今の状態というのは、あなたが本当に成功への道を歩み始めない限り、そこに留まっている限りは単なる

「思考の地獄」

でしかありません。

私は最初の起業で挫折してから、このことに気が付くまで実に9年も、まさに精神的に泥を這いずり回るような気持ちを抱えながら、それを他人にも自分にも、隠しながら……生きていました。

いつも息苦しいような。腹の底にたまっている鈍い痛みのような。本当にやり切れない、何ともだれにも言いようのないような苦しさがあります。

「もし、初めからこうなるって分かっていたら……だれがわざわざそんな状態で生きたいかよ!」

私は今でも時々、そのように思い出すことがあります。

だからもしあなたが今そうならば、一刻も早く、その循環から抜け出してください。

これは、私は本当にそう思っています。

だって、本当に嫌ですから。自分でも気が付かないうちに、どんどん自分自身を嫌いになってしまいますから。

成功法則はなぜ「あなた」を成功させてくれないのか

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(上)「解答編」

全9章 1,280円

(下)「実現編」

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未来はまだ、何の手垢もしがらみもなく目の前に残されています。

滝口 来