今振り返ってみると、私は言語とか数字なら良いのですが、いわゆる

「図形問題」

が苦手だったのだと思います。

苦手だった、というよりも、今でも苦手です。

あ、ただ、苦手意識があったわけではありません。嫌いでもありません。つまり、

「不得意」

なんですね……。

でも、これは自分が大人になってから、初めて気付いたことです。

要するに、私はよく言われるところの

「左脳人間」

のほうに近い特性を持っているということでしょうかね。

とにかく、平面図形、空間図形ともに、まず

「パッと見てイメージが掴めない」

です。

細部から一個一個、理屈をつなげてゆくような思考になってしまいます。

それで思い出したのですが、関係ないかもしれませんがファミコンなどの、たとえばスーパーマリオとか、マリオカートのような、キャラクターを感覚的に操作しなければならないようなゲームも苦手です。

ちなみに、車の運転も超苦手です。

自分では、つまり空間認識能力とか、イメージによる認識といったものが不得意なんだろうなと……そのように自己分析しております。

なぜ図形問題が不得意なのか?

確かに、図形問題が苦手になってしまう原因には、たとえば

① もとになる定義、定理や基礎的な解法自体を覚えていない
② 問題文を把握する読解力が弱い

というような、実は図形や空間認識力とは直接関係のないものも含まれます

でも私の場合は、そうでもないんです。国語は(自分で言うてアレですけど)かなり得意だったし、数学でも図形や座標が絡まない 、たとえば方程式とか集合といった分野だったらまったく問題ないんです。

(別に、取り立ててすごくできるというわけでもありませんが……でも一定の、世間並みの理解力はあると自負しているという意味です)

微分、積分とかもそうです。数式と言葉だけで説明してもらったら、その時は何となく分かったような気になるんですけど……それが面積とか関数で示されると一気に混乱してしまう。ふつうは、むしろそのほうが直感的に把握しやすいのでしょうが、私の場合は、順を追って理屈だけで話してもらったほうがまだ分かりやすい気がするわけです。

だから、私の場合には結局

③ 平面や空間、立体というものをそのままイメージするという力が劣ってる

としか思えないのです。

図形や空間に強くなる方法はあるか?

当然、問題文を読み解くための国語力、読解力を鍛えることや、そもそも基本的な図形問題を、基礎を踏まえて大量に演習することによって、図形問題そのものの実力は向上できると思います。

数学というのも、結局は暗記科目の側面があるという話も聞いたことがあり、やはり他の教科と同じように、出題パターンを身に付けることでテストの点数は上がるだろうし、問題を解く力自体向上するはずだとは思います。

ただ、私の主な関心は、そのようにして実際に問題を解けるかどうかということよりも、むしろ、

「もともと図形や空間の認識能力が高い人のようになりたい」

ということです。つまり、図形とか空間を、瞬時に右脳的に捉えられるような力、それをどうやって培うことができるのか?

あるいは、それはやはり持って生まれた資質と言うか、傾向によるものなのか?

……といった面なのです。

その前提で考えると、私がすぐに思い付いたのは

① そもそも身体能力、基礎的な運動能力が関係あるのではないか?

ということです。

そう言えば私は、同時に学校では体育があまり好きではなく、特に跳び箱とか、球技などが苦手です。運動とは、要するに実際の空間の中で自分の身体をイメージ通りに動かす必要がありますから、何らか関係があるように感じるのです。

逆に言うと、運動競技や身体活動のために、空間認識能力が必要なのかもしれません。

② 心理的なクセ?

もう一つ思い当たるのは、思考しようとする時に反射的に起こる反応のクセみたいなものが関係しているのではないか、ということです。

たとえば、私自身は、視覚的に何かを捉えようとするときに、全体のうちの、どこかごく部分的な一点に視野や認識が集中するタイプだと自分では思います。

いきなり大局から見るのではなくて、細部の情報を重ね合わせていって全体を把握しようとするタイプです。

それでまた思い出したのですが、私は、絵画や彫刻といった芸術的なセンスにも自信がありません。

子供の頃、私が描く絵というのは、真っ白な画用紙の端っこのほうに、細かい描写をぐずぐずこだわって描くような感じ……でした。

夏休みの最後の夜、宿題の絵がまだ描けていない私が夜中までかかって茶の間で画用紙に絵の具を塗っていると、母親が起きてきて

「そんな細かいところは後でいいから、さっさと塗らないと朝になっちゃうよ」

と指摘しました。

それでも黙って同じところ(左隅の、木の葉っぱのところだった)にばかり色を重ねている私を見かねて母親は私の筆を取り、画用紙全体にバーッと薄く色を付けました。その後、ちょこんちょこん、と濃いめの絵の具を足して……つまり母親はその絵の全体を先に粗く塗ってくれたんです。

この出来事は、私にとってはカルチャーショックでした!

つまり、想像ですが図形や空間の把握力が高い人は、物事(というか、実際の視野)を全体、大局から見始める傾向があるのではないかと……そう思うわけです。

逆に、私のように細部の情報を一つひとつ分析し理解していくことで、その積み上げによって全体の把握に持って行こうというような傾向を持つ人もいるわけで、それだと、たぶん図形とか空間に関する把握力、認知力が落ちます。

もう一つ、これに関連して思い当たるのは、

③ 言語や理論で思考することに「偏り過ぎる」ことが原因?

……ではないか、ということです。

私は、子供の頃から本好きで、言葉による思考ばかりしていた気がしています。確かにそれはそれで有益な面もあるかもしれませんが、言葉を駆使したり理論や理屈を頭の中で組み立てたりすることに特化し過ぎて、バランスを欠いてしまったのではないかという懸念が(今さらながら)あります。

私は、思考すること自体は好きな方ですし、一般的に言えば、割と理屈っぽい性質だと思います。

しかし、もしかすると私が自分で想定している「思考力」とか、思考そのものが、非常に偏った片手落ちなものなんじゃないかと……今になって心配になってしまった次第です。

「参考にさせていただいたサイト」

よく出る図形100題/すぐる学習会ホームページ

中学受験レベルとのことなので、小学生が解ける程度の図形問題だと思うのですが……一問目からいきなり歯が立たなく……ちなみに、中2の息子も同じく。

図形が苦手を克服したい小学生に効果あり!/うちがく.com

図形の展開や、見取り図からイメージすることも有効だと思いますが、折り紙をすることで手先を使った作業や操作に慣れることもできる……こんな方法もあったんだと驚きました。